「ヨーロッパは数週間のバカンスを取る」とか「有給消化率100%」とかたまに記事になっていたりしますよね。
このようにヨーロッパと日本では職場環境も大きく違いますが、雇用環境も違います。
日本のように「終身雇用」という考え方もないので、常に不安定な立場ではあります。特に外国人である日本人が働く場合はさらに不安定さが増します。
今回はヨーロッパの雇用環境の不安定さについて、私の主観でまとめてみました。
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試用期間の大切さ
多くの会社には試用期間が設けられており、数ヶ月の仕事ぶりや性格などで会社と合わないと判断されればor判断すれば、試用期間ととも(場合によっては終了前)に雇用が終了となります。
ただ、試用期間は雇用者にとっても、会社との相性を判断する時期であり、お互いにとって意味のある期間として捉えられています。
「なんとなく合わないけど、働き続けよう」と考える人がほとんどいないので、会社との相性はお互いにとって、とても大切です。
定期昇給はない
私の前職は「The 日本企業」だったので、仕事ぶりに関わらず、毎年わずかながらに昇給していました。
一方、今の職場に定期昇給という概念はなく、仕事が変わらなければ給料は変わりません。
給料を上げるためには、自身で給与交渉をするか、昇進するか、転職するしかありません。
- 給与交渉する
- ポジションをアップする
- 転職する
積極的に自分から行動しない限り何も変わりません。
しかし、成果をしっかり出す・アピールするなどが出来れば日本の会社以上に昇給する可能性はあります。
終身雇用がない
最近は日本の会社も終身雇用ではないかもしれませんが、ヨーロッパの会社にも「終身雇用」という考えはありません。
会社にとって、必要ないと判断されれば、雇用が打ち切られることも普通にあります(試用期間中の打ち切りが多いですが、そうじゃない場合もあります)。
また、定期昇給がない会社の場合、給与を上げるために転職する人も少なくありません。
ただ、人材の流動性は国や業界によって異なるので、気になる人はLinkedinをチェックしてみると良いと思います。
いろんな人の職歴が見れるのでキャリア形成の勉強になります。
日本の会社に比べて、ヨーロッパの雇用は不安定であることは否めません。常にパフォーマンスが求められますし、突然の失職の可能性もあります。
特に、外国人である日本人はビザも紐付いているので、失職は強制帰国につながる可能性もあります。
実力主義の社会ですが、もちろんやりがいもあります。
ただ、ヨーロッパの働き方が合うかどうかは人それぞれかもしれません。