海外就職基礎知識

理系の話:技術職にとって英語力が武器になる理由

最近、「スキルの掛け算」という言葉を聞くことも多いですよね。

個人的に「理系×英語」は大きな強みになると思っています。

私自身、データ解析のスキルも英語力もそこまで高くありませんが、掛け合わせることでそれなりの武器になっています。

今回は、理系にとって英語力が武器になる理由についてまとめてみました。

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チャンスが広がる

私の感覚値ですが、理系で英語に嫌悪感を持っていない人はそんなに多くありません

大学の同級生や今までの同僚で、英語が得意な人は本当に少数派でした。

母数として「英語ができる理系」が少ないので、少し英語力を高めるだけで、希少性が高まり、会社でチャンスが増えたり、転職の幅が広がる可能性があります。

求められる英語がそこまで高くない

営業職などコミュニケーションスキルが必要とされる職種の場合、些細な言い回しや英語での交渉術など高い英語力が求められるかもしれません。

一方、技術職など専門職の場合、専門性のほうが圧倒的に大切なので、英語力がそこまで高くなくても十分スキルになります。

また、数値やグラフ、プログラミング言語などで意思疎通することが可能なので、ネイティブのような英語力がなくてもなんとかなるこもと多いです。

私は帰国子女でもない純ドメですが、TOEIC700点を超えたあたりから、通訳から翻訳、海外からの出張者のアテンド、英語報告書執筆、会議への出席などあらゆる場所へ駆り出されるようになりました。

もちろん英語力としてはまだまだでしたが、ひたすら経験を積むことができたので、強制的に英語力も伸びましたし、英語への苦手意識も少なくなりました。

 

専門性が高まる

理系の専門知識は世界共通ですし、多くの研究結果は日々、英語で発表されています。そのため、英語力があれば、最先端の研究や技術をいち早く知ることができます

最近のテクノロジーの進化はとても早いので、日本語に翻訳されることを待っていては追いつけません

ある程度英語力があれば、英語ニュース、ジャーナルなど自分の分野について、常に世界の最新情報を得ることができます。

そもそも、日本語情報より英語情報のほうが圧倒的に多いので、情報源を増やすためにも英語力はとても大切です。

自分自身の専門知識をアップデートするためにも英語力を身につけましょう。

「英語」というとなんとなく商社マンや航空関係などの武器に思えますが、理系にとっても大きな武器になります。

特に今はまだ、母数自体が少ないので、英語ができる理系人材は大きな可能性があると信じています。