ビザ

ヨーロッパで働く:ビザの種類

日本人が日本以外に滞在し、働くためにはビザが必須です。今回は海外で仕事をするためのビザについてざっくりまとめました。

ビザの要件等はどんどん変わります。最新情報は常に自分でチェックしてください。

学生ビザ

語学学校や大学、大学院などに通う学生に発給されるビザ。学生ビザがあればパートタイムなどで働ける場合もあります。

語学学校の申込書、大学または大学院の合格通知などが必要となります。大学在学中にインターンをしてそのまま内定をもらえれば、就労ビザに切り替えることもできます。

学生ビザは基本的には在学期間に対して発給されます。そのため、大学を卒業後もその国に滞在するためには別のビザに切り替える必要があります。

国によっては卒業後も一定期間滞在できるビザを発給する国もありますが、すぐ帰国しなければならない国もあります。

留学後に現地で仕事をすることを考えている人は、卒業後も一定期間滞在することを許可している国を選ぶことをおすすめします。

ワーキングホリデービザ

国によって異なりますが、だいたい30歳以下であれば取れるビザ。

期限付きではありますが、すでにビザを持った状態で渡航できるので、仕事は見つけやすいです。ワーホリ中に見つけた就労先でちゃんと働いて、ワーホリ終了後に就労ビザに切り替えるというパターンで欧州での転職を実現している人は多いです。

ワーキングホリデーで渡航することができるヨーロッパの国は、以下の8カ国です(2019年1月現在)。国によって申請方法や倍率も異なります。

  • イギリス
  • フランス
  • ドイツ
  • アイルランド
  • デンマーク
  • ノルウェー
  • ポーランド
  • ポルトガル

配偶者ビザ

国際結婚で配偶者の国に移住した人に発給されるビザ。またはすでに就労ビザを持っている人(日本人の場合もあり)の配偶者に発給されるビザ。後者の場合、配偶者に就労が許可されるかは国によります。

就労ビザ

会社員として働くために必要なビザ。駐在員や現地採用の人はこのビザを取る必要があります。私が取得したのもこのビザ。

就労ビザさえ下りれば働くことができますが、このビザを取ることは簡単ではありません。

どこの国でもそうかもしれませんが、海外で働く一番の難関は就労ビザを無事に取得することだと思います。

フリーランスビザ

フリーランスまたは個人事業主で仕事をしている人に発給されるビザ

ライター、アーティスト、翻訳者などが該当するようです。ある程度の収入見込みやビジネスプラン等が必要とされます。フリーランスビザは国や地域によって難易度がかなり異なるので、フリーランスビザに興味がある人は一度しっかり調べてみることをお勧めします。

日本人が海外に滞在するために、ビザは切っても切り離せません。海外で働くことを目指す人は、どんなビザなら自分にとって可能性が高いのかしっかり考えることが大切です。