ヨーロッパで働いてみたいと思う人は少なくないと思います。求人数などを考慮するとアジアの方が確率が高いとは思いますが、ヨーロッパでも可能性はあると思います。
しかし、就労ビザをとって現地採用の会社員として、ヨーロッパで働くのは簡単ではありません。
特にいきなり未経験の仕事に就くというのはかなり難易度が高いです。
そのため日本で社会人経験のある人は、日本での経験を活かす仕事を見つける方が良いでしょう。
今回は転職活動における軸と実現可能性が高いパターンについてまとめてみました。
Contents
転職活動で考える3つの軸
日本での転職活動でもよく言われていることかもしれませんが、転職で変えられる軸は3つあります。
職種
未経験の職種に挑戦したり、今までの経験を踏まえて関連のある職種に転職するパターンです。
例)IT部門のデータ解析チーム→デジタルマーケティング部門
場所
同じ会社で支店や本社に異動するパターンです。
大きい会社では社内異動の機会も多いですし、リスクも高くありませんし、全く新しい会社に転職するより、仕事の面でもやりやすいでしょう。
会社
同じ職種で業界や会社を変える転職が該当します。
営業や経理、エンジニア、マーケティングなどの専門性が高い職種はどの会社でも必要なので仕事が見つけやすいです。
例)化学メーカーA社の営業→飲料メーカーB社の営業
この3つの軸を一気に変えることはかなり難易度が高く、日本の転職エージェントは1つずつ変えて行くほうが良いと言っていることが多いです。
ヨーロッパ就職を実現させやすいパターン
これらの3つの軸を踏まえて、ヨーロッパ就職の可能性が高いパターンについて考えてみます。
場所を変える
ヨーロッパで働く可能性がもっとも高いのは、職種・会社を変えずに場所だけを変える方法です。駐在員や外資系の日本支社から本社に異動などがこのパターンです。
駐在や本社勤務の可能性があるのであれば、そのチャンスを精一杯活用すると良いと思います。
場所と会社を変える
現地採用でヨーロッパ就職を最も実現させやすい方法は経験のある職種で会社を変えることです。
営業やエンジニア、経理などは専門職なので常に需要があります。
エンジニアや経理などは、たとえ海外であったとしても専門用語が共通であることが多いので、日本人であることが不利になることもあまりありません。
また、専門職でなくても、他社でも応用できるスキルをしっかり持っていれば仕事を見つけることはできます。
職種・場所・会社を変える
日本と違い、ヨーロッパでは経験を重視しているので、未経験の職種で仕事を見つけるのはあまり簡単ではありません。
MBAを取れば海外で就職できると思う人もいるかもしれません。しかし、未経験の場合はたとえMBAをとったとしても職種を変えることは難しいと思います。
このように、海外就職は少なくとも「場所」を変える選択となるので、日本での転職活動に比べると難易度は高くなります。
しかし、自分のスキルをしっかり可視化し、どのような職種であれば自分のスキルの価値があるのかを自分でしっかり考えて臨めば不可能ではありません。