海外就職基礎知識

「ヨーロッパで働く」を実現するためのパターン6選

海外で働きたいと思う人は多いと思います。もちろん私もその一人でした。

仕事は運と縁の要素がかなりありますが、どのようなパターンで欧州で働くことを実現しているのかをまとめてみました。

駐在員

日本で勤めている会社の辞令によって、日本の会社に在籍しながら欧州で働くパターン。

少し前までは海外で働く方法の王道だったのかもしれませんが、最近はアジア圏での駐在が増えており、欧州に駐在している人は少なくなったようです。

会社の辞令ですので、駐在する国・街は選べませんし、期間も決められています。

しかし駐在手当等が存在する会社もまだまだあるので、待遇は現地採用に比べると良い場合もあります。

国際結婚

欧州の人と結婚をして、欧州に移住してきた配偶者はビザの心配がなく、欧州で働くことができます。国際結婚の人のブログはたくさんあるので、ここでは割愛します。

新卒

SNS等でたまにみかける新卒海外就職

欧州では日本と違って「新卒一括採用」という概念がそもそもないのですが、在学中からインターンなどで実務経験を積み、就職活動に備える学生が多いです。

日本人の新卒海外就職はアジア圏が多いですが、欧州でも新卒で海外就職を実現している人はいます。交換留学などでその国に長く滞在し、現地のネットワークがあり、現地語も堪能な人が実現している印象を受けています。

ワーキングホリデー

20代の人が海外で働くにはもっとも王道なパターン

行きたい国に確実に行けるわけではありませんが(人気のイギリスは倍率がかなり高いです)、ビザの心配がなく、1年間海外に滞在できます。

ワーキングホリデーで渡航することができるヨーロッパの国

  • イギリス
  • フランス
  • ドイツ
  • アイルランド
  • デンマーク
  • ノルウェー
  • ポーランド
  • ポルトガル

語学学校に通う人、旅をする人、自分の時間を満喫する人などいろんな人がいますが、このビザを使って現地の会社に就職する人もたくさんいます。

すでにビザを持っている状態で入国しているので、新規で就労ビザを取得しなければならない人より仕事も見つけやすいです。

またワーホリ中に就職した会社でしっかり働けば、ワーホリビザから就労ビザに切り替えてもらえることもあります。このパターンで海外就職を実現している人は多い印象を受けています。

大学院留学後

社会人経験のある人が、キャリアチェンジをするために大学院留学を経て現地就職するパターン。私はこのパターンです。

国によっては、卒業後一定期間その国に滞在することができるので、ビザの有効期間中に仕事を見つけ、学生ビザから就労ビザに切り替えます

MBA留学をした人は現地就職を試みる人が多いですが、日本に帰国する人が圧倒的に多く、現地就職を実現する人はとても少ないのが現状です。

日本在住中

今はオンラインで仕事を見つけることができるので、日本にいながら海外就職を目指すことも不可能ではありません。

ただし、日本人はビザがないと海外で働くことはできません。そのため、ビザも持っていなくて欧州から遠い日本にいる人が採用される可能性はあまり高くありません。

欧州就職をどんなパターンで実現するかは人それぞれです。自分にとってどのパターンが実現しやすいか考えてみるとよいかもしれません。