ヨーロッパで就職活動して、内定を無事もらったら、Contractをしっかりチェクしましょう。
会社によるかもしれませんが、ヨーロッパは日本以上にContractを重視しています。
今回は、Offer Letterをもらってからの流れについてまとめてみました。
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Offer Letterを受け取る
書類選考・面接を経て、無事に内定となると、電話やメールなどで会社から連絡がきます。
電話の場合は数日後にメールや郵送で、メール連絡の場合は内定メールにOffer Letterが添付されていることが多いです。会社によっては郵送するとこもあります。
Offer Letterとは会社からの正式な内定通知書であり、「あなたを採用します」という旨のA4 1 枚くらいの書類です。多くの場合、有効期限が記載されています。
契約内容を確認し、Offerを受けるかを有効期限内に判断します。
契約書の内容を徹底的にチェック
Offer Letterとともに届くのが契約書(Contract)です。Offer Letterに比べて詳細な雇用条件が記載されています。
日本だとA4 1枚で全て記載されている感じですが、ヨーロッパのContractは量が多いです。
- 雇用主
- ポジション名
- 雇用開始日、試用期間など
- 給与
- 仕事内容
- 労働時間や労働場所
- 出張の有無
- 休暇
- 副業規定
- 退職する際の流れ
一度契約書にサインをすると、変更することは難しいです。
労働時間や休暇など自分が大切だと思う項目はしっかりチェックしましょう。不明点は人事に確認することも必須です。
福利厚生を確認
契約書には多くの内容が記載されていますが、ムービングパッケージやビザサポートなどは書かれていないこともあります。
ムービングパッケージ
ムービングパッケージとは「転職するにあたり転居が必要な場合、会社が費用の一部を負担してくれる」という福利厚生の一つです。
航空券などの移動費や新居の仲介料などを負担してもらえます。
ただし、請求書が必要になります。
ビザザポート
日本人が海外で働くためにはビザが必要です。外国人の多い会社の場合は、人事がビザ取得に慣れていたり、専門の弁護士と提携を組んでいることもあります。
何もサポートがない場合は自力でなんとかするしかありませんが、会社にサポートがあるのであれば積極的に活用しましょう。
契約書にサインをする
契約書を隅々までしっかり読んで、納得できる内容であればサインをしましょう。
ヨーロッパは契約書社会なので、一度サインをしたものを変更することは難しいです。
一方、契約書外のことを求められた場合は契約外として断ることもできます。
自分の身を守るためにも、しっかり納得した上でサインしましょう。
長い就職活動の末、Offer Letterをもらうととても嬉しいですよね。
しかし、就職活動以上に長い時間を過ごす会社、およびその業務内容をしっかり理解することは本当に大切です。
最後まで気を抜かずに決断しましょう。