最近は海外就職も選択肢の一つという感じになりつつあります。
特に東南アジアやインドなど成長段階にある市場や、日本に物理的に距離が近い地域では日本人のチャンスも多いと思います。
一方、ヨーロッパでの就職となると、なかなか簡単とは言い難いです。
今回はそんなヨーロッパでの就職を目指すために必要なスキルについてまとめてみました。
Contents
英語力
アジア圏であれば日本語で完結する仕事もあるかもしれませんが、ヨーロッパでは英語力は必須です。
日本食レストランで働くなどという場合は別かもしれません。ですが、会社員として現地採用で働こうと思うのであれば、最低限のビジネス英語が出来ないとまず土俵には立てません。
そして、最低限のビジネス英語が出来たところで、英語力は武器にはなりません。
理由はヨーロッパ圏の人々の英語力がとても高いから。母国語でなくても、みんな本当に流暢に英語を話します。
母国語+英語に加えて、さらに複数言語を話す人もたくさんいるので、「語学力」という面でヨーロッパの人と対等になれる日本人は少ないと思います。
「英語は話せて当たり前」という感覚なので、ヨーロッパで働くことを目指すのであれば、まず英語力を伸ばしましょう。
英語力を上げる
専門性
日本人が海外で働くためにはビザが必須です。そしてビザの発給は時間もかかるので、採用する会社にとっても簡単なことではありません。
つまり、「面倒なビザ手続きをサポートしてでも来て欲しい」と思われる人材でないと内定が出ません。
そのため、現地の人間では不足しているスキルや専門性を持っていなければ、就職活動はなかなか厳しいかもしれません。
エンジニアや経理など、市場に足りていないと思われる専門性を身につけることが大切です。
ちなみに、営業・人事・マーケなどコミュニケーション能力や現地語が求められる職種はさらに、難易度が高いと思います。(もちろん実現している人もいると思います)
専門性を身につける
実績が伴う職歴
私の職場では、入社した社員に対しての「研修」はなく、新卒一括採用もありません。常に流動的でかつ即戦力が求められています。
日本のように「人を育てる」という文化がないので、入社したら自主的に学ぶ姿勢が求められています。そして自主的に伸びない人は容赦なく、解雇されます(怖)。
ヨーロッパは労働者不足という状況でもないので、外国人である日本人を大切に育成するなんて会社は稀有だと思います(苦笑)。
そのため、入社当日からある程度働ける人材でなければなりません。特に外国人としての採用なので、現地の人よりも優位性が求められており、しっかりとした実績が必要です。
ヨーロッパ就職を目指すためには、日本である程度、専門性に絡めたわかりやすい実績を築いておくと良いと思います。
わかりやすい実績を築く
ヨーロッパでの就職は簡単ではありませんが、戦略的に取り組めば不可能ではありません。
自分の武器は何か、足りないものは何かをしっかり分析した上で就職活動に臨むことをおすすめします。