欧州MBAから欧州転職を試みる人はたくさんいますが、実現する人はあまり多くありません。
転職活動は運もかなりあるのですが、欧州転職を実現するまでの私の経験をまとめました。
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MBA在学中の転職活動
欧州MBAは忙しいスケジュールなので、MBA中に転職活動をしている人はそこまで多くありません。
英語力に問題のない人、とても優秀な人は転職活動を始めていることもありますが、純ドメ留学生の私は日々の課題で精一杯でした。
よほど英語が得意、要領がとても良い人でない限り、在学中の転職活動はできないと考えておくとよいと思います。
転職活動とビザ
MBA終了後、本格的に転職活動を始めます。
しかし、ここでビザの問題があります。国によってはコース終了後すぐにビザが切れてしまうこともあります。
その場合はもはや仕事探しどころではありません。
滞在し続けるために語学学校に通い直して、学生ビザを取り直すなどしなければそもそも滞在することができません。
大学院留学から海外転職を試みる人はまず、卒業後も一定期間滞在できるビザが出る国を選ぶことが大切です。
求人を探す
今は求人をオンラインで探すことができるので、私は毎日求人サイトをチェックして、応募できそうな求人にはすぐに応募するようにしていました。
CVを就職課のスタッフにチェックしてもらう、学校で開催されるネットワークイベントに参加するなどももちろん重要ですが、自分で積極的に求人を探すことがとても大切です。
また、欧州は夏休み(7月—9月)とクリスマス休暇(11月—12月)は求人数が激減します。そのため仮に1年間就職活動をしていたとしても、実際に動きが出るのは6ヶ月ほどとなります。
私は今、働いている会社の求人に出会うまで、半年近く求人サイトをチェックし続けました。その間100社以上に応募しましたが、多くは書類選考さえも通過しませんでした。
ビザを持っていない日本人が応募できる求人はもともと数が少なく、さらに自分の経歴とマッチした求人となるとかなり数が限られてきます。
欧州就職を実現するコツは「応募できる求人を探し続けること」といっても過言ではないと思います。
選考
無事に書類を通過すると、電話やSkype、現地インタビューがあります。
書類選考が通った場合は応募してから、1週間ほどで書類選考通過とインタビューの連絡がきます。その後1-2週間以内にインタビューの日程が設定され、インタビュー後また1週間ほどで合格または次のインタビューの日程調整の連絡がきます。
選考スピードは会社によりますが、応募してから2ヶ月以内、インタビューが始まってからは1ヶ月ほどで内定がでます。
欧州就職は良い求人と出会えれば2ヶ月ほどで内定がでます。
ただ、日本人が応募できる求人自体が少ないので、選考が進む求人にたどり着くまでにとても時間がかかります。
私はMBA後、内定を得るまでに7ヶ月かかりました。 欧州で就職活動をする場合、内定をもらえるまでは1年ほどかかると考えておくと良いと思います。