ヨーロッパで会社員として働く場合、大きく駐在員か現地採用の二つに分かれます。

駐在員ではなく、現地採用として働きたい場合は、ビザの出る仕事を見つけなければなりません。
しかし新規で就労ビザを取得するのはかなり大変で、現地就職で最も大変なのは「働くことのできるビザをとること」と言っても過言ではありません。

そのため、ビザが発給される仕事を見つけることがとても大切です。


ここでは、現地採用に向けた就職活動のポイントについてまとめてみました。
エージェントへの登録
日本と同じく欧州にも転職エージェントがあります。求人を紹介してもらえるかはスキルや経験次第ですが、何をしていいかわからないという場合はまず登録してみると良いでしょう。


求人を探す
日本に比べると転職エージェントから紹介される求人はそんなに多くありません。そのため、自分で求人サイトから求人を探すこともとても大切です。

また、SNSを活用したり、イベントに参加するのも有効です。

可能性のある求人に応募する
欧州では経験を重視しているので、いきなり未経験の仕事に就くことはかなり難しいです。やみくもに応募しても、書類選考すら通らないと思います。
そのため、自分の今までのキャリアを踏まえた職種を選ぶことがとても大切です。

就職活動期間の心構え
ヨーロッパでの現地就職は時間がかかります。
最大の理由はバカンス文化です。
夏休み(7月—9月)とクリスマス休暇(11月—12月)は多くの人が休暇をとるので、求人数も激減しますし、担当者もいないので面接なども一向に進みません。
そのため、仮に1年間就職活動をしていたとしても、実際に動きが出るのは6ヶ月ほどとなります。
就職活動を長く続けることは精神的にも辛いので、「ヨーロッパでの就職活動は時間がかかる」ということを予め考慮しておくと良いと思います。

欧州の現地採用を実現させることは簡単ではありませんが、不可能ではありません。時間はかかりますが、諦めずに続けることがとても大切です。