MBA留学は母国から離れ、海外で新たに生活基盤を作ります。
また、学生となるので、社会人だった頃と少し生活スタイルが変わる人も少なくないと思います。
今回はMBA留学中のマネープラン・生活費の考え方についてまとめてみました。
Contents
留学生のお金との付き合い方
社費留学の人は会社から色々と補助が出ますが、私費留学生の場合、授業料はもちろん生活費+αをすべて自分(学生ローン、奨学金、親から借りるなど含む)で捻出しなければなりません。
また、MBA受験ですでにかなりの金額を使い、さらに授業料を支払うと貯金額などがかなり減ります。
社会人にとって、お金がどんどん減るばかりという状況は結構、精神的に辛いです。不安を可視化することで、落ち着くこともあるので、早い段階で留学中の予算について考えると良いと思います。
お金の不安は早めに可視化する
最初の一ヶ月の心得
予算を立てる上で、「1ヶ月生活するのにだいたいどれくらい必要なのか」を知ることはとても大切です。
しかし、物価もわからない慣れない土地での生活で予算を立てるのはかなり難しいのですよね。なので、まずは一ヶ月普通に生活してみましょう。過度な贅沢をせず、質素になりすぎないくらいの生活水準にすると後で調整しやすいと思います。
まずは1ヶ月普通に生活してみる
留学中の予算の作り方
1ヶ月の基本生活費をまとめる
引越が落ち着き、日用品などを揃え終え、1ヶ月が終わったくらいのタイミングで予算を立てます。家賃・光熱費・生活費くらいのざっくりしたものでまずは良いと思います。
家賃・光熱費・食費・外食・交際費など
留学中の最低必要金額を算出する
1ヶ月の基本生活費×滞在月数でざっくりとした必要金額を算出します。
臨時出費を予測する
日本への帰国費用など、日常生活以外で必要となる支出もしっかり考えておきましょう。帰国の航空券代はもちろん、一時帰国の予定がある人はその費用も簡単でいいので計算しておきましょう。
私費留学生の場合は、転職活動中の生活費や交通費などもある程度、考慮しておきましょう。
帰国の航空券・帰国の引越費用・一時帰国の費用・転職活動中の生活費など
ちなみにヨーロッパ転職には時間がかかるので、それなりにお金を確保しておいた方がいいと思います
予備費を計算する
基本生活費や臨時出費を計算し終えたら、予算残高と照らし合わせましょう。
ここの差分があればあるほど留学生活やヨーロッパを楽しめます。生活費の水準をあげてもいいですし、週末や休暇の期間に旅行を計画してもいいでしょう。
概算の予算を組み立てる
基本生活費・臨時出費・予備費がわかれば、最後に概算の予算をまとめておきましょう。
「◯◯月には◯◯円残高がある」はずというのがすぐわかるようにしておくのがおすすめです。
一ヶ月または学期ごとに見直せるくらいのスパンで作るのが良いと思います。
社会人の時と違って、私費留学生は基本的に収入がありません。潤沢にお金がある人は気にしなくてもいいかもしれませんが、私費で結構かつかつの人は予算をしっかり立てないと悲しいことになります。
面倒かもしれませんが、精神の安定のために作っておくことをおすすめします。