MBA留学を考え始めた時、ランキングをチェックする人も少なくないと思います。
せっかくMBA留学するのだから、ハーバードやLBSなどのトップスクールで勉強したい人もいるでしょう。
ただ、これらのスクールに入学するには高い壁がいくつもあり、すべての人が留学できるというわけでもないと思います。
今回はトップスクールのメリットとデメリット(ハードル)についてまとめてみました。
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トップスクールのメリット
名門校でMBAを取得することは本当にたくさんのメリットがあります。
まず、知名度が抜群です。ハーバードやスタンフォードなど母体自体が有名なスクールはもちろん、INSEADやLBSなどはMBAに関わったことがある人は誰もが知っているでしょう。
世界屈指のスクールには多くの有名な教授も在籍しており、文字通り「最先端」を学ぶことができます。
充実したカリキュラムはもちろん、世界中のネットワークを利用した交換留学が盛んなスクールも少なくありません。
また、世界中から集まった多様で優秀な学生と過ごす時間は日本では決して経験できませんし、言葉通り「世界中」にネットワークを築くことができます。
トップスクールは卒業生コミュニティも強固なので、卒業後のキャリア形成や起業のサポート体制も万全です。
最近は起業に力を入れているスクールも多いので、スクールによっては在学中から手厚いサポートを受けられることもあります。
有名スクールは資金も潤沢なことが多いので、おしゃれなキャンパス、美味しい学食、ジムなどの充実した設備などがキャンパスライフを彩ります。映画のような「留学生活」が送れるかもしれません。
トップスクールのデメリット
メリットだらけのトップスクールですが、デメリットもあります。
デメリットというよりは超えるべき壁という表現が正しいかもしれません。
お金がかかる
まず、経済的負担が大きいことです。アメリカの2年制スクールの学費が高額なことは有名かもしれませんが、たとえ1年制であっても有名スクールの学費はかなり高額なことが多いです。授業料だけで1000万近く、受験料等を考慮するとさらに大きな金額になることも少なくないでしょう。
そのため、トップスクールには私費留学生より社費留学生が多い印象です。
出願水準が高い
また、トップスクールはIELTSやGMATなどにおいても高スコアが必要となります。
優秀な人や英語力が高い人にとっては、大したハードルではないかもしれませんが、純ドメには高スコアは大きな壁になります。
純ドメが高スコアを取得するのは簡単ではないので、スコアメイクに数年間かかるというのも珍しくありません。
私費留学生の場合は孤独な受験勉強が続くので、モチベーションを維持するのが難しく大きな壁になることもあります。
トップスクールに留学したという思いは誰もが持っているかもしれません。
しかし、やはりトップスクールには高いハードルがあるのも事実です。MBAに何を求めるかをしっかり考えることがとても大切だと思います。