MBA留学は受験も大変ですし、留学中もハードなスケジュールであることが多いです(特にヨーロッパの1年制MBA)。
ヨーロッパMBAは社会人経験を重視しており、留学生の年齢層が比較的高いので、配偶者がいる人も少なくありません。
今回は独身での留学、既婚者の単身留学と帯同留学についてまとめてみました。
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ヨーロッパMBAの結婚状況
私の小さな統計によると、ヨーロッパの日本人MBA留学生は独身者と既婚者がだいたい半分くらいで、既婚者は配偶者と一緒に渡欧している人が多いです。
一方クラス全体でみると、既婚者の割合は25%くらいで、そのうち半分くらいは単身で留学に来ていました。
日本人MBAの場合、年齢が30代前半から後半の人が多いので、既婚者が多い印象です。
独身者の留学
独身者の留学であれば、自分の時間は自由に使うことができますし、勉強はもちろん、プロジェクトやインターンなど様々なことに挑戦できます。
この意味では既婚者より独身の方がMBAというプログラム自体を楽しむことができるかもしれません。
一方、MBAプログラムは精神的に追い詰められることも少なくないので、精神的負担を一人で乗り越えなければならないというハードさもあります。
既婚者の単身留学
既婚者の単身留学の場合、Skypeなどでのコミュニケーションは必須ですが、日本で共同生活を送っているときより、自分の時間が増えるのは事実です。
安くはないMBA留学という限られた時間を最大限有効活用するために、単身留学という選択肢もアリだと思います。
しかし、既婚者が単身留学する場合、配偶者の理解は不可欠です。MBA留学にハマりすぎた結果、悲しい結末になる人も残念ながら存在します。
毎日のコミュニケーションなど、リスクを見据えた上での対応策をしっかり練ることが大切です。
既婚者の帯同留学
せっかくの留学生活、家族で留学したいという人も少なくないと思います。
異国の地でしかできない経験は家族の絆を深めますし、配偶者や子供の考え方に大きな影響を与えます。
生涯に何度もある機会ではないからこそ、帯同留学を選ぶという選択肢もあります。
一方、家族を帯同している場合、家族のケアは必須です。
単身留学者に比べて圧倒的に自分の時間が減るので、自分自身のリソースマネジメントが必須ですし、配偶者や子供の精神サポートも欠かせません。
特に子供を帯同する場合、自分ではどうにもならないハプニングに遭遇する機会も増えます。
帯同留学は自分だけでなく、家族の負担も大きいので、しっかり事前に話し合いをすることが大切です。
おまけ:ビザの話
MBA留学生は学生ビザですが、配偶者や家族ビザが認められるかどうかは国によって異なります。
家族で渡航しようと思っても、配偶者ビザが出ない場合は配偶者自身が何かしらのビザを取得しなければなりません。
家族帯同での留学を考えている場合は、配偶者ビザや家族ビザについてしっかり調べておくこともスクール選びにおいて、とても大切です。
ちなみに家族ビザが下りない場合、語学ビザや年齢によってはワーホリビザという選択肢もあります。
とはいえ、どうするかはそれぞれの家族の問題です。
じっくり話し合って、全員にとって最適な結論を出すのが一番だと思います。