ヨーロッパMBAはアメリカと比べて年齢層も高いので、既婚者や子供がいる人もそれなりにいます。また、日本人のMBA留学生もだいたい半分くらいは既婚者で、さらに半分くらいは子供がいる人もいます。
単身でもMBA受験は大変ですが、既婚者のMBA受験も家庭との両立が必須なので大変だと思います。
今回は、私の周りの既婚MBAの先輩の話などを元に、既婚者がMBA受験をする上でのポイントについてまとめてみました。
Contents
MBA留学&MBA受験の基礎説明
夫婦そろって、コンサル、金融、外資系などMBAに理解がある場合はそこまで必要ないかもしれませんが、配偶者が「MBAって何??」という人も少なくないと思います。
MBAの説明はもちろん、受験にかかるお金、その費用をどこから捻出するのか、受験までの期間などもしっかり説明しておきましょう。資格試験とはちょっと毛色が違うので、事前に理解してもらわないと、プレッシャーがすごいことになるかもしれません。
- MBAとは何か
- 合格までのプロセス・期間
- 受験にかかる費用
- 受験費用の捻出方法
- MBA留学までのスケジュール
MBA留学後のあり方
大きな自己投資となるMBA留学をしたら、「その後、家族としてどうありたいのか」をしっかり考えましょう。
留学を終えてより絆が深まる夫婦もいれば、残念ながら別離を選んだ夫婦もいます。
留学後、どんな場所でどんな仕事をしたいのか、どんな生活をしたいのか。もちろん将来のことは誰にもわかりませんが、一人ではなく二人で共通のイメージを描いておくことはお互いにとってとても大切です。
- どんな仕事をしたいのか
- どんな生活をしたいのか
- どこで働きたいのか
MBA留学による家族のメリット
MBA留学をすることで得られる「家族のメリット」もしっかり考えましょう。
海外に住んでみたいと純粋に思う配偶者であれば、異国の生活自体を楽しめるかもしれません。
しかし、基本的に留学生本人は忙しい日々となるMBA生活、配偶者自身で何か楽しさを見出せないと精神的に辛くなってしまう可能性もあります。
◯配偶者
- 語学学校に通うことによる語学力アップ
- 現地での仕事や在宅ワークなどによるスキルアップ
◯子供
- 幼稚園や小学校に通うことによる語学力アップ
- 多様な環境での生活による国際性の育成
配偶者の就労については、国によってビザ基準がかなり異なります。基本的に学生ビザの家族ビザで就労できる場合は少ないので、ワーホリビザや自身で就労ビザを取る必要があります。
MBA受験生活のバランス
MBA受験はお金も時間もかかりますが、既婚者(特に子供がいる人)は時間を捻出するのが結構大変です。
夜中、家族が寝静まった後に勉強する人もいますし、朝早く起きてカフェでやる人もいます。
ある程度決まったスケジュールを組んでおかないと、配偶者や子供にとってもストレスなので、どんなスタイルで勉強をするか、受験スケジュールはどうなっているのか、その間の家事や育児分担はどうするのか、きっちり話し合っておきましょう。
- 勉強時間の捻出方法
- 勉強スタイル
- 家事や育児の分担
- 受験スケジュール
既婚者のMBA受験は家族の理解が不可欠です。家族との生活を考えてMBA受験を決意しても、家族の協力が得られなければ意味がありません。
より良い受験生活を送るためにも家族とはしっかり話し合っておきましょう。