ヨーロッパのクリスマスシーズン(12月)は基本的にすべての動きが鈍くなります。そのため、冬の就職活動は滞りがちです。
ただ、ヨーロッパのMBAや大学院を秋に卒業して、外国人が現地就職を目指す場合、時間がかかることが多いです。
結果として、クリスマスシーズンまで就職が決まらないという話もよくある話です。
今回はヨーロッパの冬と就職活動についてまとめてみました。
バカンスシーズンと就職活動
ヨーロッパのクリスマスシーズンはクリスマス当日のみではなく、12月スタートします(早い地域は11月後半)。
会社全体がふわふわした雰囲気で、業務は進みませんし、休暇を取る人も続出します。
そのため、選考が進まないことはもちろん、新規の求人が出ない、書類を送っても返事がこない、という展開は本当に良くあります。
年明けに連絡すると言って、いつの間にか求人自体がクローズになっていることもありました。
- 選考が進まない
- 求人が出ない
- 返信が来ない
- いつの間にか求人がクローズしている
つまり、12月は就職活動がほとんどできないと言っても過言ではありません。
12月の就職活動は諦めましょう
12月にできること
ということで12月の就職活動に気合をいれても、正直あまりうまくいきません。
もちろん求人を探す、自己分析をする、業界研究をする、CVをアップデートするなど地道に動く意味はあります。
- 自己分析をする
- 業界研究をする
- 地道に求人を探す
- CVをアップデートする
ただ、個人的におすすめなのは「少し立ち止まる」ことです。
MBA留学後、現地就職を目指す場合、怒涛のMBAを終えて、休む間もなく就職活動に突入し、心折られる日々が数ヶ月続きます。
正直、精神的にかなり辛い状況になっていることも少なくありません。
そんな状態が数ヶ月続いた今、「休む」という選択肢もありだと思います。
ちょっと立ち止まって、休むという選択肢もあり
実際、私は就職活動中の12月、かなり精神的に不安定でした。思考回路がどんどんネガティブになり、冬の気候も相まって、かなり鬱々した気分でした。
そんなとき、ある人に「休むことも大切」とのアドバイスを受け、私は日本に一時帰国しました。
日本の澄み渡った青空を見て、母国の美味しい食べ物を食べ、ゆっくり休んだあの数週間。
そして、気持ちをリフレッシュさせたあと、気合を入れ直し、数ヶ月後内定を手にしました。
今思えば、あの数週間は「立ち止まる大切さ」を実感した数週間でした。
諦めずに走り続けることは大切です。ですが、海外での就職活動は孤独な戦いなので、辛いと思ったら「休む」という選択肢も忘れてはいけません。
自分をしっかり省みることは自分の精神状態にとっても、とても大切だと思います。