今すぐ転職する気がなくても、定期的に転職活動を行うことはとても大切です。
転職活動をすることで、自分の立ち位置、市場価値、キャリアパスについて客観視することができるので、現職に対するモチベーションアップにもなりますし、逆に危うい状況をいち早くキャッチすることができるかもしれません。
実際に転職をしなくてもいわゆる転職活動をすると、いろいろ見えてくるものがあります。
今回は、定期的に転職活動の意味についてまとめてみました。
(もちろん主観です!)
Contents
スキルの棚卸し
CVをアップデートするためには自分の過去を振り返る必要があります。無我夢中でやってきたプロジェクトを振り返る機会というのは、自分で設けないとなかなかありません。
過去の経験を振り返り、”短くわかりやすくアピールできる文にまとめる”というのは実は意外に時間がかかります。
しかし一方で、すでに経験した話なので自分はどんなスキルが身につき、どんな経験をしたのかを客観的に捉えることができます。
転職活動で得られる情報
エージェントと話をしたり、求人をチェックという転職活動をすることによって、情報が集まってきます。
- そもそもの市場動向(求人の多さ、ビザの出やすさなど)
- マーケットではどのようなスキルの需要があるのか
- 今のスキルは通用するのか
- 今のスキルで年収アップが見込めるか
会社で求められているスキルと転職市場で求められているスキルが違うということは意外によくある話です。
勝負を挑む前に、できる限り情報を集めましょう!
転職市場の動向
エージェント情報
スキルを棚卸しして、CVをアップデートしたらエージェントに登録しましょう。エージェントにもよりますが、複数に登録すればどこからかは連絡が来ます。
”エージェント”という完全に社外の人間かつ情報を持っている立場からの客観的な意見をもらい、他社に通用しないスキルのみに邁進して転職できなくなる・・という事態を防ぎましょう。
また、転職市場は当然ながら景気に左右されます。2021年5月現在、相変わらず欧州経済は調子が悪いですが、自己判断だけでなくエージェントなどの肌感も大いに参考になります。
求人情報
今募集している求人をチェックすることで需要のある職種をチェックすることもできます。残念ながら、欧州で英語非ネイティブかつ非EU人である日本人が太刀打ちできる職種は多くありません。
自分が興味ある求人の数を見ながら、実際に転職活動するとなったときどれくらいの時間が必要なのかを考えるきっかけにもなります。
今後のキャリアパス
エージェントと話をしたり、求人をチェックすると、自分がどんな方向でキャリアを積めば良いのかが見えてきます。
次に進むために今の必要なスキルや経験がすっきりすると、ゴールが明確となり、現職に対するモチベーションが上がります。
- このスキルを身に付けたいから、社内のオンライン講座を受講しよう
- この経験を積みたいから、次のプロジェクトの参加希望を出そう
- このポジションまで上がったら可能性が広がるから、あと◯年頑張ろう
人間なので、なんだかんだでモチベーションや精神面はとても重要です。
定期的に目標を設定し、仕事へのモチベーションを上げるのは社会人を楽しく過ごすためにとても大切だと個人的には思っています。
今の会社を辞めて、別の会社に転職することだけが転職活動ではありません。転職活動は誰でもできる権利なので、自分のためにも定期的に転職活動をすることはとても大切だと思います。