留学生が多い地域や人が集まってきている地域では、住宅不足&家賃の高騰が起こっています。ヨーロッパで家を探す際に気をつけるポイントをまとめてみました。
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スピードが大切
慢性的な住宅不足の地域では、ウェブサイトなどに掲載された物件が数時間でなくなってしまうということがよくあります。「あとでみよう」と思っているとなくなってしまうので、「いいかも」と思ったらまず、コンタクトをとってみることをおすすめします。
たくさん申し込む
日本では数件の物件を比べて、最終的に1件に申し込みをする人が多いと思います。しかし欧州では、一つの物件の内見に50人以上集まることも少なくありません。そのため、できるだけ多くの物件をみて、大家さんや仲介エージェントにコンタクトを取ることをおすすめします。
特に学生は会社員に比べて、経済面で劣るので書類選考で通らないことも少なくありません。心が折れることもありますが、諦めずに応募しましょう。
経済力を示す書類を準備する
家探しが激戦の地域では、ある程度の資金や収入がないと審査さえもしてもらえないことも少なくありません。家賃をしっかり払えることを証明できる書類を事前に準備しておきましょう。
- 学生の場合
会社員に比べて安定的な収入のない学生は、不利になってしまうことが多いです。そのため、日本の残高証明書や日本から送金した現地の銀行の預金口座情報など提示するとよいでしょう。
- 社会人の場合
引越してきたばかりの頃、は外貨でたくさん貯金を持っているということは少ないかもしれません。そのため、給与が明示されている内定書のコピーなどを提示するとよいでしょう。
まずは家を見つけることを優先する
せっかくの海外だし、憧れの家に住みたい人や家探しにこだわりがある人も多いと思います。
しかし、そもそも家が見つからない状況では、こだわりが多すぎると家がなかなか見つからないということも考えられます。
実家や友人の家が近くにない海外で、いつまでも家が見つからないという状況はストレスがたまります。ただでさえ学生で収入がないのに、ホテル暮らしを長く続けてしまうと経済的に負担にもなります。
多少気に入らない部分があったとしても、まずは家を決めて、その後落ち着いたらまた引越をするという案も頭に入れておくとよいと思います。
- バスタブが欲しい → バスタブ付きの家はそんなに多くない
- エアコン付きがいい → 夏が涼しい地域ではエアコンがない家は多い
- 街の中心部がいい → 東京と同じく、中心部は家賃が高い
もちろん条件を考えることは大切ですが、優先順位を考えて妥協できるポイントを探し出すとよいと思います。
理想を高く持ち過ぎない
「日本の家探しとは違う」という意識を持つ
日本であれば、不動産屋さん経由で1週間で家が決まることもあると思います。しかし、そのようなサービスを海外に求めないほうがよいでしょう。
渡航したばかりで戸惑うことも多いですが、ここでこの考え方を意識しておくとこれからの生活が楽になると思います。
日本と同じサービスレベルを求めない
家探しは渡航して最初の関門とも言えます。大変なことも多いですが、無事に家が決まればようやく一息つけるので、諦めずに頑張りましょう。