「ヨーロッパは数週間のバカンスを取る」とか「有給消化率100%」とかたまに記事になっていたりしますよね。
日本の会社にもいろいろあるようにヨーロッパも会社によって様々なので、すべての会社が当てはまるとは限りません。
完全に個人の偏見ですが、ヨーロッパの働き方について考えてみました。
今回はクリスマスについて、まとめてみます。
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クリスマスシーズンとは
日本ではクリスマスはイベントというイメージですが、ヨーロッパでは一年で一番大事な祝日と言っても過言ではありません。
25日はほぼすべての国で祝日となりますし、国によっては24や26も祝日の地域もあります。
このように、日本のGWや年末年始のように祝日が長く続くわけではありません。しかし、有給を合わせて数週間の休暇を取る人も多いので、結果としてバカンスシーズンとなります。
ヨーロッパのクリスマス当日に注意すべきこと
日本ではクリスマスイブや当日にケーキやチキンを買って帰るというCMをよく見ますし、当日にイベントが開催されていることも多いと思います。
一方、ヨーロッパではクリスマス当日は「静か」です。
スーパーやレストランなどはほぼ閉店ですし、地域によってはバスや電車などの公共手段(地域によっては空港も)が動いていないこともあります。
そのため、食料を事前に準備するのは必須です。
私はヨーロッパ1年目のとき、ほとんど準備をしなかったため、数日間少しひもじい思いをしました(苦笑)。
今でも同僚には「クリスマス前にはスーパー買い込みは必須だよ!!」と言われています(笑)
出かける場所もない、食べに行くレストランもないという状況なので、事前にどのようにクリスマスを過ごすかは考えておくと良いと思います。
- 食料を確保し、家でのんびりする
- 友人とパーティをする
- 友人の実家に遊びに行ってみる
- クリスマスが関係のない場所(アフリカなど)に行く
ちなみに観光地であればクリスマスでも稼働しています。しかし、平常運転は期待しない方が良いと思います。
年末年始にヨーロッパに旅行に来る人もいるかもしれませんが、クリスマス当日は外すことを個人的にはおすすめします。
クリスマスシーズンと仕事
クリスマス自体は数日ですが、有給休暇を合わせて数週間休む人はとても多いです。
そのため、12月に入ると会社全体がそわそわし始めますし、12月半ばからは半分くらい人がいなくなります。
夏のバカンスに比べて一斉に人がいなくなるので、仕事も滞ります(苦笑)。
ですが、ヨーロッパ全体がそんな感じなので、「まあしょうがないよね」という雰囲気にあふれています。
会社の通常業務が滞るので、人事もほとんど動かず求人数も激減します。その結果、求職中の人にとっては就職活動がなかなか進まない時期でもあります。
また、ただでさえ時間のかかるビザ関係もさらに動きが鈍くなります。12月にビザ申請を検討している人は余裕を持つことをおすすめします。
ヨーロッパのクリスマスは日本のお正月よりもずっとのんびりしています。
人も車も電車も動いていない静寂の世界はなかなか経験できないので、個人的には結構気に入っているヨーロッパのクリスマスです。