スクール選びにMBAランキングを参考にする人も多いと思います。でもランキングって結構いろいろあるし、違いがよくわかりませんよね。
今回はどんなランキングがあり、それぞれどんな特徴なのかをまとめてみました。
Contents
MBAランキングの意味
いわゆるトップスクールと言われるスクールは、多くのランキングの上位に登場します。しかしこのランキングは、日本の大学受験のように絶対的なものではありません。
また、評価ポイントが異なるため、あるランキングではトップ10に入っていたスクールが別のランキングでは圏外ということもありますし、年ごとにかなり変動します。
さらに多くのランキングではアメリカのMBAが多数を占めており、欧州MBAはあまり登場しません。
MBAランキングは絶対的なものではなく、順位も毎年大きく変動する
MBAランキング一覧
FT :Financial Times Global MBA ranking
数あるMBAランキング中で最も有名なランキングです。
- 卒業後の給料
- MBA前から給料の上昇率
卒業後の給与水準などを知りたい場合に参考になるランキングです。
The Economist
FTに続く有名なランキングがThe Economistです。
- 卒業生の就職率
- 学生の質(GMATの点数)
- 学生の多様性
- 学生によるコースの評価
- MBA前から給料の上昇率
The Economist Full time MBA ranking
給料ではなく、学生のバックグラウンドや就職、コースの質などを知りたい場合に活用できるランキングです。
QS Global MBA Ranking
世界の大学ランキングを発行しているQS RankingのMBA版です。
- 卒業生の就職率
- キャリアアップの幅
- 起業実績
総合大学の一部であるMBAスクールを検討する場合は、母体大学の評価と合わせて活用することができます。
小規模スクールとランキング
ランキングにはクラスサイズやスクール設立などの制限が設けられていることもあります(一学年◯◯以上、スクール設立◯◯以上など)。
つまり、ランキングにすべてのMBAスクールが掲載されているとは限りません。
MBAランキングにはすべてのスクールが対象になっているわけではない
欧州のMBAスクールは小規模スクールも多く、そもそもランキングの対象外になっているスクールも少なくありません。
そのため、欧州で小規模スクールを検討している人にとってはあまり意味がありません。
MBAに何を求めるのかは人それぞれです。ランキングはもちろん参考になりますが、自分のキャリアにとってMBAはどんな位置付けなのか、自分のスクール選びの基準は何かをしっかり考えることが大切だと思います。