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MBA受験:ラウンド出願の特徴と難易度

MBA受験について調べ始めると「ラウンド」という言葉を耳にすると思います。

MBA受験は一斉に試験が行われるわけではなく、9月から3月ごろまでの半年ほどの間に締め切りが何回かあって、これをラウンドと呼びます。

今回はラウンドの特徴と難易度、経歴別のおすすめ出願時期についてまとめてみました。

Contents

ラウンド毎の特徴

スクールによって異なりますが、だいたい9-11月ごろにラウンド112-1月ごろにラウンド23月ごろにラウンド3と設けているスクールが多いです。

ラウンド1

ラウンド1には本当は1年前に応募するつもりだったなど、かなり早い段階で書類準備が終わっている人が応募することが多いです。

年内に合否が出るので、心に余裕を持って新年を迎えることができます。

ラウンド2

ラウンド2はMBA受験のボリュームゾーンであり、だいたいの受験生が目指すラウンドとなります。

2月ごろにかけてインタビューが行われて、3月までに合否がわかるというスケジュール感です。

ラウンド1ほどではありませんが、渡航までに時間もゆっくり取れるのでまさに理想のタイミングです。

ラウンド3

ラウンド3にはラウンド2までに間に合わなかった人々などが応募します。

私はラウンド3出願です・苦笑

受験者数が少なくなってきているからか、選考がとてもスピーディに終わることもあります。しかし、合格、渡航準備、渡航までがとにかくバタバタしてしまうので、あまりおすすめしません(経験談・苦笑)。

ラウンド毎の難易度

各スクールでその年のクラスサイズはだいたい決まっています。そのため、出願するタイミングによって難易度が異なると言われています。

ラウンド1

AGOSなどでは早期出願(ラウンド1狙い)が有利と言われています。

合格者の人数はあらかじめ決まっているため、早く受験すればするほど、合格枠が多く残っており、合格する可能性が高くなります。

特にコンサルや金融などのいわゆる「MBA受験生らしい経歴を持つ人」は、早めに出願した方が良いでしょう。

コンサルなどはMBA受験生の中でメジャーな経歴なので、受験が遅くなると、すでに似たような経歴の人が合格している可能性があり、自身のユニークさが目立たなくなってしまいます。

そのため強豪相手が少ないラウンド1がおすすめです。

ラウンド2

各スクールが最も多く合格者を出すラウンドと言われているのがラウンド2です。受験者も多いですが、合格者も多いです。

受験生が多いので書類選考、インタビューなどの各ステップに時間がかかることも多いです。また予備校やカウンセラーなどの忙しさもピークとなるので、余裕を持った計画を立てる必要があります。

 

ラウンド3

すでに合格者がかなり出てしまっている状態です。そのためラウンド3以降の出願になりそうな人の中には、翌年のラウンド1に切り替えて出願する人もいます。

ただ、すでに合格している人とは異なるユニークな経歴をアピールすることができれば、合格する可能性はあります。

特にクラスの多様性を重視する欧州のスクールではその傾向があります。

私のスクールでも珍しいなと思う経歴の人はだいたいラウンド3以降の合格でした

 

経歴別おすすめラウンド

ラウンド1

  • しっかり準備が整っている人
  • コンサル・金融などのいわゆるMBA受験生

 

ラウンド2

  • ある程度余裕を持ったMBA合格を目指す人

 

ラウンド3

  • ユニークな経歴をアピールできる人
  • ぎりぎりの渡航でもなんとか大丈夫な人

 

正直、ラウンド3での合格は渡航まで怒涛となってしまうので、あまりおすすめはしません。余裕をもったスケジュールを組んで、自分にとってベストのタイミングで出願しましょう。

 

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