日本だけではなく世界中で外出制限やロックダウンという単語が飛び交い、留学からの帰国を余儀なくされた人や入学の延期を考えている人もいると思います。
また、留学先での授業がオンラインに切り替わった人も少なくありません。
オンラインの選択肢も広がった今、高い費用をかけて現地に留学する意味について個人的に考えてみました。
Contents
MBAスクール/大学に通う意味
練りこまれたカリキュラム
最近のMBAなどの教育機関はカリキュラムがしっかり組まれており、幅広い知識を網羅的に学ぶことができます。
一流のスクールであればあるほど、著名な講師陣による講義を受けることができますし、それだけでも学校に入学する価値はあるかもしれません。
ただ、知識という意味では独学で学ぶことも可能ですし、最近はオンライン留学がかなり伸びています。
やはり、実際に留学することは経済的に負担が大きいですし、「学ぶ」ということに焦点を当てるのであれば、オンラインMBAはずっと現実的な選択肢になります。
卒業生ネットワーク
また、留学することで得られる卒業生ネットワークにも価値があります。もちろん日本国内にもたくさんのネットワークはありますが、やはり海外では卒業生コミュニティが強固だと感じることがよくあります。
これから世界を舞台に戦おうとする場合、日本で働いているだけでは手に入らないコネクションはかなり大切です。
現地で生活すること
オンライン留学で手に入れられないものの一つは「現地での生活経験」があります。
言語だけでなく、日々の過ごし方、交通網、病院システム、ビザ、人々の考え方などなど実際に住んでみないとわからないことはたくさんあります。
実際にヨーロッパに住んだからこそ、これからの人生をどうしたいかを真剣に考えたし、たくさんの「経験」は確実に私の視野を広げました。その結果、ハードな就職活動も「絶対乗り切りたい」という強い思いを持ち続けることができたのだと思います。
自分の視野を広げたいというのであれば、やはりオンラインではなく現地の生活を個人的にはおすすめします。
Face to Faceのコミュニケーション
最後にやはり、世界中の人とのFace to Faceのコミュニケーションが個人的には一番付加価値が高いと感じています。
MBAスクールは高額な学費ですし、授業料とは・・(涙)と思ったことは数え切れませんが、世界中から集まったクラスメイトと過ごした時間にその価値があります。
卒業から数年経ち、正直知識ベースではもう古くなってきたこともかなりあると思います。
ただ、クラスメイトたちと全力でぶつかった経験は今の仕事にも生きていますし、とことん語り合った友人とは今でもなんでも相談できる間柄です。
最近、職場でのオンラインコミュニケーションに不安を覚えている私ですが、MBA時代の友人とはそんなことを感じたことがないので、やはり「顔を見て話す」というのは非ネイティブにとっては重要な経験だなと実感しています。
オンラインは今後かなり可能性があるので、これからどんどん広がっていくと思います。ただ、現地への留学という選択肢が0になることはならないだろうし、なって欲しくはないなというのが個人的な気持ちです。