海外就職基礎知識

理系の話:技術職がヨーロッパ就職で有利な理由

「海外で働いている」と聞くとどんなイメージでしょうか?商社マンやエアラインなど華やかな職業をイメージする人も多いかもしれません。

ですが、個人的に、海外就職において「理系」は強みだと思っています。

私は大学&大学院と6年間、化学系で学生生活を送りました。化学系出身の方ならわかると思いますが、毎日実験ばかり行う「The ひきこもり」です(苦笑)

でも、理系の学位やその経験はヨーロッパ就職にかなり有利に働いたなと個人的には感じています。

今回は、理系や技術職が海外就職で有利な理由についてまとめてみました。

私はエンジニアではなく、データ解析系の人間なので情報は偏っています。

 

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言語に左右されない専門性がある

技術職は専門職と言われることが多く、専門知識やスキルが身につきやすいです。

そして技術職で身につく専門性は日本だけではなく、海外でも通用することが多いです。

日本である程度、技術職の専門性を磨けば、その経験を生かした海外就職の道も開けてきます。

正直私は、日本での培った経験にかなり助けられています。

 

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海外での求人が比較的多い

海外での就職活動において、最難関はビザです。

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ビザは職種によっても出やすさが異なり現地で足りていない職種(求人が多い職種)に対しては比較的ビザが出やすくなっています

最近、ヨーロッパで求人が多いのは圧倒的にエンジニアです。プログラマーはもちろん、IT系の技術職は多くの国で不足しているので、チャンスは多いといえるでしょう。

ただし、最近は非常に優秀なインド人材が増えてきています。チャンスが多い状態がいつまで続くかはなんとも言えません。

ちなみにデータサイエンティストも専門職ですが、母数としてはエンジニア求人の方が多いと思います。

 

英語力がそこまで高くなくても大丈夫

専門職の場合、言語やグラフなどのデータで意思疎通することが可能なことも多いです。

そのため、ネイティブのような英語力でなくてもなんとかなります

私の英語力はネイティブには程遠く、同僚と比較しても圧倒的に格下なので、グラフや数値によって、意見を伝えることも正直よくあります。

技術職の場合、英語力より圧倒的に専門性が重視されるのです。そのため、英語力が低いことがそこまで不利に働きません(もちろん高いに越したことはないと思いますが)。

一方、営業職などコミュニケーション能力が重視される職種になればなるほど、高い英語力が求められると思います。

 

専門性が高ければ、国にとらわれずに働ける可能性が広がります。海外で働いてみたいと考えている人は「技術職という選択肢」を考えてみると、視野が広がるかもしれません。