MBA留学をすれば「英語がペラペラになる」と考えている人も多いかもしれません。
しかし、帰国子女でない限り、純ドメからネイティブのように話すことは正直、難しいと思います。
残念ながら、ネイティブ並みの英語力は身につきませんが、MBA留学で英語力は確実にアップします。
ここでは、MBA留学を通して身につく英語力について、経験をもとにまとめてたいと思います。
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圧倒的な英語量を読みこなす能力
MBAでは毎日膨大な量の課題が出されるので、圧倒的な英語量を日々読むことが求められています。
一言一句、全部理解しようとすると、たぶん1分も寝れないレベルです(涙)。
そのため、必然的に要領よく読みこなす能力が身につきます。日本語でも無意識にやっている「要点をつかむ」という能力です。
これが出来るようになると、論文に限らず本やニュースなどでも英語をより楽に読めるようになり、情報処理能力が圧倒的に上がります。
英語を聞き取る能力
留学するということは、毎日の授業・友達との会話が全て英語です。英語圏に留学すれば日々の生活も英語です。
日本にいた時と比べ物にならないほどの英語量を耳にするので、リスニング力が上がります。
最初は本当に何言ってるかわからない日々ですが、だんだん聞き取れるようになります。
読解力と同じく、本気のネイティブ英語を一言一句聞き取ることは、純ドメには難しいかもしれません。
しかし、大量の英語を聞くことで、重要なポイントや話の流れを理解できるようになります。
リスニングができるようになると、会話が楽しくなるのでさらにやる気が出て、良い好循環になることが多いです。
英語でのディスカッションを理解する能力
授業や日常会話だけではなく、MBAではディスカッションの機会が多いです。アイデアや意見をまとめ、議論をして方向性を決めるというディスカッションの一連の流れがMBAで鍛えられます。
最初はかなり辛いですし、ヒートアップするとついていけないことも多いです。しかし慣れてくると、内容を理解して自分の発言ができるようになります。
英語でアウトプットする能力
留学では、友達の会話はもちろんチームディスカッションなどのSpeaking、テストやレポートのWritingなどアウトプットの機会が圧倒的に多いです。
はじめはSpeakingもなかなか話せなくて辛いですが、毎日話していると自分の中で表現や単語が積み重なっていくので、だんだんと英語が出てくるようになります。
Writingは最初かなり時間がかかりますが、だんだん慣れてくるので長い文章を書くことにも抵抗がなくなってきます。
自分の英語に対する自信
日本の英語教育を受けていると、完璧な英語を求めがちです。
しかし、MBAではそんなことを言ってられません。
文法や発音よりも「自分の意見を伝えること」の重要さに気づき、とりあえず「伝えることが最優先」となります。
結果的に文法や発音が多少間違っていても、相手に伝わることを体感するので、「完璧じゃなくても大丈夫」という自信が生まれます。
また、「英語で授業を受け・テストを受け・ディスカッションをしてコースを乗り切ったという体験」は何よりの自信になります。
スコアなどで換算しにくい部分ですが、自分の英語に自信がつくと視野がかなり広がると思います。
MBA留学でネイティブのように話せるようにはなかなかなりません。しかし、英語でコースを生き延びた経験はなによりの自信になりますし、今後の大きな強みとなります。
1年以上の長期留学をして、英語がネイティブ並みに話せるのは(個人的な感覚だと)10代までです(涙)。
ですが、MBAというハードなコースを英語で成し遂げると、英語力が上がるとともに、英語に対する自信がつくので、今後の人生にきっと役に立ちます。