MBA留学を考える人は「フルタイムのMBA」を目標にする人が多いと思います。しかし、ビジネススクールでは、フルタイムMBAの他に、「EMBA」や「パートタイムMBA」を開講していることもあります。
今回はEMBAとパートタイムMBAについてまとめてみました。
フルタイムMBAとパートタイムMBA
いわゆる「MBA留学」というと、平日の日中に授業が行われる「フルタイムMBA」が一般的です。
しかし、仕事をしながら通う人を対象としたパートタイムMBAを開講しているスクールもあります。
パートタイムMBAは夜間や土日の授業、集中授業でMBAを取得するカリキュラムとなっていることが多く、フルタイムに比べて卒業までに時間がかかります。
パートタイムMBAと仕事との両立は簡単ではありませんが、資金面での負担が少なく、学んだことをすぐに実践できる場があるという強みがあります。
- 資金面での負担が少ない
- 夜間や土日に授業が行われる
- 学んだことをすぐに実践できる
- 卒業までに時間がかかることが多い
- 仕事をしている人を対象にしている
ただ、フルタイムMBAと違ってパートタイムMBAでは学生ビザは発給されないので、海外でパートタイムMBAに通うためには、その国で就業中である、配偶者ビザで滞在しているなど既に滞在ビザを保有している必要があります。
パートタイムMBAでは学生ビザは発給されない
もちろん日本でもパートタイムMBAを開講している大学はあります。留学する余裕はないけどMBAを取得したいという人は、日本国内のパートタイムMBAが選択肢の一つになるかもしれません。
MBAとEMBA
MBAを開講しているスクールの中にはEMBA(Executive MBA)を開講しているスクールもあります。
EMBAではMBA以上に社会人経験を重視し、10年以上の社会人経験が応募要件となることもあります。MBAに比べて役職者が格段に多く、実務度が高いことが特徴です。またEMBAはフルタイムよりもパートタイムで行われることが多いです。
スクールによっては、EMBAとMBAが同じ授業やプロジェクトを行うこともあり、成熟度の高いEMBAの学生との交流はMBA学生にとってとても良い刺激になります。
- パートタイム開講が多い
- 管理職以上を対象にしている
- 実務度が高いカリキュラムである
- フルタイムMBAとの交流があることもある
日本人がいきなりEMBAを目指すことは少しハードルが高いかもしれませんが、海外で長く働いていて、次のキャリアアップを目指す人にとって、EMBAは良い選択肢となります。
「MBA留学」というとフルタイムのMBAになりがちです。しかし、MBAを取得するには様々な方法があります。
自分のキャリアを踏まえて上で、いつ、どこでMBAを取得するかはしっかり考えると良いと思います。