純ドメが留学を実現するために、一番初めにやることは「英語力アップ」です。
特に語学留学ではなく、学位取得を目的とした大学院に入学するためには、入学前までに最低限の英語力に達していることが必須条件です。
帰国子女ではない私にとって、MBA受験において一番時間がかかったのは英語力アップ(IELTSスコアメイク)と言っても過言ではありません。
今回は私がスコアメイクまでを振り返ってみました。
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IELTS or TOEFL?
アメリカ圏ではTOEFL、欧州ではIELTSが一般的です。しかし、スクールによってはどちらでもOKの場合もあります。
TOEFLとIELTSは試験形式も少し違うので、両方受けてみて相性の良い方を選ぶという方法もアリです。
私は私費留学でしたし、2年間の高額なアメリカMBAの学費を払う余裕はなかったので、IELTSに焦点を絞って勉強していました。
一度だけTOEFLを受けたことがありますが、あんまり好きになれなかったことも一因です。
追記:TOEFLよりIELTSのほうがスコアが出やすいという話もあるので、ヨーロッパMBAを目指すのであれば、まずIELTSに手をつけてみるというのもいいと思います。
IELTSスコアメイクまでの道のり
初めてIELTSを受験したときはO.A 5.0と撃沈。特にWritingは4.0と壊滅的でした。
そこから平日夜&週末にひたすら英語を勉強し続け、約2年かけてO.A 7.0を達成。
私が受験したスクールは、O.Aに加えてListening, Reading, Writing, Speakingの全てがバランスよく取れていることが条件となっていました。
しかし私はいつもムラがあって、Readingで8.5を出したときにWritingで5.5というようにばらつきのあるスコアでした。
そのため、最後の方はほぼ毎月IELTSを受験しており、試験官の職員さんの顔を覚えるくらい、日本英語検定協会にかなりの金額を寄付していました。
使った参考書たち
あまりお金に余裕があるほうではなかったので、IELTS対策は基本的には参考書を使って、独学にて勉強していました。
O.A 5.0 時代
IELTSがどんな試験なのかさえもわかっていなかった初期の頃(1年くらい)は、試験の内容を理解するための日本語の参考書を使っていました。
・はじめてのIELTS 南雲堂
・IELTS完全攻略 ジャパンタイムズ
・IELTS実践トレーニング 三修社
O.A 6.0 時代
IELTSのスタイルに慣れてきたあとは、模試タイプの問題集を使って、時間を測りながらReadingやWriting対策をしていました。
・IELTS完全対策トリプル模試 ディーエイチシー
O.A 6.0-6.5 時代
あと一歩のところまできたら、公式本を徹底的にやっていました。
1冊に4回分の試験が入っているので、コピーをして何度も繰り返し解き直していました。
・Cambridge IELTS Academic Student’s Book シリーズ
単語帳
大学受験のごとく、ひたすら覚えるのみ。
Readingスコアを上げるためには単語力は本当に重要なので、日々の通勤のお供として持ち歩いていました。
・実践IELTS英単語3500 旺文社
通った予備校
私はもともと予備校が苦手なタイプなのですが、なかなかO.A 7.0に到達しなかったので、最後の約2ヶ月間、週に1度通っていました。
LINGOでは少人数クラスによる丁寧な解説を受けられます。また独学では難しいWritingの添削もしてもらえます。
・LINGO L.C.C. http://www.lingollc.com/
Writing対策
Writingは一人では限界があるので、上記予備校に通い終わったあとにも通信添削サービスを使っていました。
自分の癖なのを添削してくれるので、Writingは誰かにチェックしてもらうことをおすすめします。
・UK PLUS Writing 添削通信講座 http://ukplus.jp/course/ielts_writing.html
個人差があると思いますが、純ドメにとって英語力の強化は結構時間がかかります。
私はIELTSを受け始めてからスコアメイク終了まで、2年ほどかかりました。
なかなかスコアが出ずに、後半はGMATやエッセイと並行して勉強していたので、正直かなり大変でした。
忙しい社会人がコツコツと勉強を続けるのは努力が必要ですが、諦めずにやり続ければきっと結果はついてきます。