就職活動で無事に内定が出たとしても、外国人である日本人はビザがなければ働けません。
学生ビザや観光ビザなど就労ができるビザがない状態で就職活動をしていた場合、就労ビザを新規で申請しなければなりません。ここでは内定からビザ取得までの流れをまとめてみました。
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就労ビザの申請
無事に内定(Offer Letter)がもらえたら、就労ビザ(就労許可証など)の申請をします。就労ビザを申請する方法は大きく3つです。
就労国の役所で手続きをする
就労予定の国に渡航し、ビザを担当するお役所で直接手続きをします。ビザ申請に必要な書類は国によって異なりますが、手続き自体はそこまで難しくないことが多いです。
しかし現地語が話せないと、全く話を聞いてもらえないということもあります。人事に事前に連絡して、困った時は電話できるような体制を整えておくと良いでしょう。
在日本大使館で手続きをする
日本で就職・転職活動をしていた場合や、仕事が決まった際に一度日本に帰る場合は、日本にある各国の大使館でビザ申請をすることも可能です。
大使館で就労ビザの申請を受け付けてくれるかは国によって異なるので、事前に確認することが大切です。
弁護士やサポート会社に依頼する
ヨーロッパで働いている人はだいたい自力でビザ申請をしている人が多いですが、弁護士などにビザサポートを依頼する人もいます。
多くの場合、無料ではないので依頼するかは状況次第です。しかし、サービスがあるかどうかを調べておくのは良いかもしれません。
- 言語面で不安な人
- 就労ビザ申請が厳しくて有名な地域で申請する人
- 自力で申請するとかなり時間がかかる地域で申請する人
- そもそもよくわからない人
就労ビザの申請に必要な書類
就労ビザの申請に必要な書類は国によって異なりますが、だいたい以下の書類が必要となることが多いです。
- 写真
- パスポート
- ビザ申請書
- Offer Letter
- 保険加入証明書
- 住民登録証明書
- 戸籍謄本の英語翻訳(Marrige CergificationやBrith Certificationの代わり)
- 家族分の海外保険証明書
就労ビザが下りるまでの期間
就労ビザが下りるまでの期間は、国はもちろん都市によっても大きく異なります。一般的に外国人労働者が多い大きな街では数ヶ月ほどかかり、小さな町では短い期間で承認されることが多いです。
外国人が多い地域では、ビザの申請の予約さえも数ヶ月待たなければならない場合や、開庁時間の数時間前から並ばないと受け付けてもらえないということもあります。
インタビューに呼ばれたら、該当地域のビザ申請状況を確認しておくことをおすすめします。
就労ビザが発行されるまでにはかなり時間がかかる
海外では内定が出てもビザが下りるまで就職活動は終わっていないと考えておくとよいでしょう。ヨーロッパ就職の最大の難関はビザといっても過言ではないので、ビザ状況について、しっかり調べておくことが本当に大切です。