海外で働いてみたいと思う人は多いと思います。その最大の難関となるのが「ビザ」です。
よく言われることですが、すでにビザを持っている人より新規で就労ビザを取得しなければならない人の方が仕事を見つけるのは大変です。
新規で就労ビザを取得することが困難な理由とその対策をまとめてみました。
Contents
就労ビザが難しい理由
応募できる求人が少ない
欧州の求人広告には「有効なビザを持っている人のみ応募可」と記載してあることが結構あります。
そのため、ただでさえ少ない求人の中で、ビザを持たない人は応募できる求人がさらに少なくなってしまいます。
もちろん「有効なビザを持っている人のみ応募可」の求人に応募することはできますが、書類選考が通る可能性は高くないでしょう。
このような求人が多い理由としては、ビザ申請のために会社側でもサポートが必要となるためだと考えられます。
外国人を雇用し慣れている会社であればスムーズですが、そうでない会社の場合はそもそもその状況を避けるためにビザサポートをしなくていい候補者を採用するのです。
その結果、だいたい同じスキルであってもすでにビザを持っている人のほうが有利になるのです。
申請からビザが下りるまでに時間がかかる
国や都市にもよりますが、基本的に就労ビザが即日発行されることはほとんどありません（欧州のお役所に期待をしてはいけません・笑）。
駐在員という完璧なサポート体制がある人ですら数ヶ月かかるそうです。
国によっては、本当にその仕事をできる現地の人がいないか数ヶ月かけてチェックされることもあります。
このように、内定がでたとしても就労ビザを持っているないため、いつから働けるかわからない候補者になってしまいます。
一方、すでにビザを持っている人はビザサポートをする必要もなく、合意さえあれば内定の翌日から働くことも可能です。
すぐに働き始めて欲しいと思っている採用側にとって、ビザなし候補者より、すでにビザを持っている人材の方が魅力的になり、結果として不利になってしまいます。
新規で就労ビザを取得するコツ
残念ながら、新規で就労ビザを取得するための必勝法はありません。
しかし、就労ビザの取得は不可能ではありません。
日本や別の国で実績をアピールする
欧州は経験や実績がある人を重視しています。
会社が必要としている経験をしっかり持っていれば、ビザサポートが必要な場合でも、採用される可能性は高くなります。
エンジニアなどの専門知識で勝負する
欧州ではエンジニアなどの専門職は不足しています。そのため、専門職であれば就労ビザの難易度は下がります。
正直、ビザなしの就職活動は時間がかかりますし、心が折れることもあります。
しかし、私は実際に内定をもらい、新規で就労ビザを取得して働き始めることができました。
諦めずに続ければ結果はきっと付いてきます。
